里山遊 び紹介
里山の草花や虫は、子どもとオヤジの遊び道具です。毎週毎週、里山の季節は移り変わっていき、遊びも変わります。このページでは、里 山遊びを季節ごとに紹介していきたいと思います。自分の子ども時代には伝承されていた里山遊びが、今の子ども達にはあまり伝承されていないんです。もう一 度、とっとこで植えつけたいなあ。しかし、毎回全部やってると、ちっとも前に進まないですよねー(オヤジがね)。
草笛
春は草笛の季節。小さくて柔らかい葉っぱが狙い目です。これ、名前知らないんですが、春先に出てくるやわらかい葉っぱ。大きさも丁度よく、一番簡単に鳴 らせるので『草笛の葉っぱ』と呼んでます(そのまんまじゃん)。初めて挑戦する子にもぴったりです。ピーピーと高い音。大きな音も出せますが、あんまりや りすぎると破れるぞ。タンポポ笛
小さい子でもできる笛です。ちょっと太めでやわらかい茎を採りましょう。適当な長さにちぎって、吹き口側を軽くつぶします。口にくわえて、割と強めに吹 くとブーブー鳴ります。長さを変えると音程が変わります。飾りですが先っぽを割って水につけると、くるくるっと写真のようになるのだ。
カラスノエンドウ笛
5月の一押しは何と言ってもカラスノエンドウ笛。旬は5月中旬の1−2週間しかありません。あっという間にカラスのように真っ黒になってしまいます。
なるべくふっくらした実をとって、開いて種を出します。先っぽの方を口に加えると、プープーと大きな音で鳴ります。作るのに手先の器用さが必要なので、 チビには無理かな。クズの葉鉄砲
そろそろクズの蔓が延びてきます。葉っぱを一枚とり、左手につめてから、右手の平で叩くと、『ポン!』と小気味いい音がして破れます。あんまり虫食いの ある葉っぱだと、空気が抜けてダメよ。アワフキムシ
草の茎に白い泡がついていることがあります。これがアワフキムシの出した泡の巣。これを見つけたらフーっと息を吹きつけて、泡を飛ばしてしまいしょう。 小さなアワフキムシが出てきます。茎ごと持ち帰ってまた泡を吹かせようか。チガヤ、ススキの矢飛ばし
5月後半になるとチガヤの白い穂が風にゆれています。細長い葉っぱを飛ばしましょう。ススキでもいいです。真ん中の芯の部分の残して、左右を裂きます。 左手で裂いた葉を軽く押さえて狙い、右手で裂いた葉を勢いよく下にひっぱると、芯が飛んでいくのです。誰が一番遠くに飛んだかな。
ホタルブクロ破裂
ホタルの季節、それはホタルブクロの季節でもあります。破れないように花を摘み取って、お尻から穴をあけて息を吹き込むとポンと 破裂します。
ニガイチゴを食べ る
いち早く実をつける野いちご。名前のように苦くはありません。独特の風味があって素敵な味なのですが、実付きがよくなくポツポツとしか取れません。いつ か口いっぱい頬張って味わってみたいなあ。種あり。
ウグイスカグラを 食べる
宝石のようなキレイな実をつけます。2つペアで実が成りますが、鳥にどんどん食べられてしまうせいか、小野路のお山で見つけるのは大抵1粒になったのだ け。優しい味がします。子ども達は通称でグミと呼んでいます。
桑の実を食べる
6月の一押しは言わずと知れた桑の実。子ども達は熟した黒いのを食べつくすまで、なかなか移動しません。採ってはすぐ食べる子、採って集めてから食べる 子、性格があらわれます。
もみもみ虫
エノコログサを見つけたら、そーれみんなでモミモミ。すると上に昇っていったり、下に降りていったり、生きているように動きます。次のはどっちに進むの かな?
ナワシロイチゴを 食べる
日差しの暑い日は、木いちごの酸っぱさが美味しい。道の縁や斜面をよーく探すと、ナワシロイチゴの赤いつぶつぶが見つかります。見えやすいところは、鳥 に食べられちゃってるからね。棘に注意しながら奥をのぞきましょう。全員で1つの実を1つぶずつ分けることも。
ヒルガオの虫呼び 出し
ヒルガオが咲いていたら、口を近づけて「こーしゅこしゅこしゅこしゅ」と何度かささやいてみましょう。すると、小さな小さな虫が奥からからでてきます。 だいたい何匹もいるので何回も。全部出たらおしまい。からっぽ。
ヤマブドウを食べ る
真っ黒に熟したのを食べましょう。すっぱいから、一度に何粒も食べられず、一人一房もとれ道中長持ちします。種と皮は、天高くペッ!と飛ばしましょう。 同じような場所に水色とか薄紫とかカラフルな粒のものが生えていたりしますが、これは別種のノブドウなので食べられませんのでご注意を。ムカゴを食べる
シャリシャリして、すこし粘り気があって、生のまま食べられます。ヤマノイモです。そーっと採らないと、ポロッと地面に落ちて失くしちゃうので、特に大 物を見つけた時は注意しましょう。
ジュズダマのネックレス
田んぼの近くにはジュズダマが生えてる所がある・・・らしい。だって、子ども達がその場所を教えてくれないんだもーん。バッジの針で真ん中を抜いてヒモを通します。