<寒〜い!つめたい風のあとは雪も舞って…> 前日夜の天気予報を見て、寒さのために延期をしようかとさんざん迷いました。やろうと決めたのはいいけれど、朝からどんより。集まるかしらと心配する中、総勢38名が集まりました。 おしくらまんじゅうをして体を温めてから始めたものの、みんな「寒〜い!」。お昼頃には上から白いものが…。わずかにぱらつく雪の中、それでも参加者は帰らず作ったり遊んだり、ただただ風邪をひかなければいいなと願うだけでした。 思い思いのイメージを形に仕上げてたくさんのおみやげを手に持つ家族や「今日は来て良かったです」と明るい笑顔で話してくれたお父さんを見ると、こんな日でもやって良かったなと思えるのでした。 |
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<雑木林で細い木の切り出し体験> 道具の説明をしてすぐさま小丸太を切る練習。 「寒いときはノコギリ引きにかぎるのだ。」 かまやんのシアターを見て、ふむふむなるほど… それでミズキを切り出すのかと納得してから雑木林に向かいました。落ち葉の気持ちいい林には、ちょうど株立ちした木もあり、萌芽更新のしくみのすばらしさを感じました。それから鳥の巣も見られたのです。 ふたまたの枝にかかった小さめの丸い巣と、笹や枝を使った少し大きめの巣、お隣さんのようにすぐ近くで2種類、巣のかけ方や巣材の違いも観察できました。 ミズキを見つけて切り倒し方の実演をやったあと、交替に1本づつ切り出しました。細いため子どもたちも参加できます。自分で切り出した木は愛着があるのか自分でひきずって工具のあるところまで持っていく子もいました。そんな木から様々なものが生まれました。 |
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<できた!!自分のオリジナル> 何を作っているのか見るのはとっても楽しいものです。そのほんの一部をご紹介しますと、木ぽっくり、木琴、車、木刀、恐竜、イス、運搬カー、クワガタ、トナカイ、ウサギ、バイクなど。 作るのにあきたら傍にある斜面ですべったり、作ったものをころがしたり、そしてまた作りはじめたり…。お父さんが作ってくれた車でめいっぱい遊ぶ子ども、作ってもらって嬉しそうに見せに来る子ども、そんな様子は宝物のようです。 「ブランコを作りたい」そう言ってきた子どもにこたえて、あるお父さんは一緒に作ってくれました。小丸太とロープを使ってできあがったブランコに乗って、その子はとても楽しそうでした。 |
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<丸きち登場> また『丸きち』も作ってみました。あらかじめ考えておいた小丸太の基地です。 おおまかな形ができると、さらに子どもたちは手を加えます。皮をむいたり、小丸太を上に増やすため釘で打ちつけたり、基地の真ん中に杭を打ち込んでテーブルを作ったり、それを囲んで話もはずみます。 「この基地残しておいて」 真剣な目で頼む子どもの目に、いつか答えられるといいなと思いました。 |