活動のようす

2012年6月3日 「新緑幼虫探偵団」

今回は、昆虫研究家の吉谷昭憲さんをお招きして、新緑の中の虫たちの観察を行いました。中にはレッドデータに載る昆虫も見つかり、野津田の自然の豊かさを実感できました。一部を紹介します。

集合場所で吉谷さんは、ハナバチが地面の穴に入っていくのを見つけました。「「ハナバチが子どものための巣を作っているんですね。花粉を運んで、ミツと混ぜてダンゴを作り、それに卵を産みつける。幼虫はダンゴをさなぎになるまでのえさにするんです」中を見たいと、穴を掘ってみましたが、残念ながらハナバチは見つかりませんでした。

その横には、立派なヒメヤママユというガの幼虫がいました。体毛がたくさん生えていますが、触っても大丈夫。

ヒゲナガハナバチが、シロツメクサの花に蜜を吸いにやってきました。

さっそくオトシブミがいました。親が一生懸命に揺籃を作っています。しばし揺籃の作り方を観察します。

吉谷さんのわかりやすい説明をうけて、みんな納得。

葉に泡がついています。アワフキムシです。フーッと吹いてみましょう。何が出てくるかな?

シロテンハナムグリ

ヒメヒゲナガカミキリ

トビイロトラガ

クロアシナガコガネ

ハムシの一種の幼虫

糞を背に乗せた虫たちがいました。これは何という昆虫でしょうか?

アカスジキンカメムシ

外来種のツマグロヒョウモンという蝶のさなぎです。

ハナムグリ

サソリのような尻尾を持つヤマトシリアゲ

ヒメモンオトシブミもいましたよ

ミズキ広場で、吉谷さんによるオトシブミの解説です。揺籃の作り方を説明してくださいました。布と針金で作った葉の模型も用意してくださり、オトシブミになったつもりで、皆で揺籃作りにチャレンジです。

葉の模型の一部を切り、折ってからうまく巻いていきます。

揺籃のできあがり。オトシブミは上手に揺籃を作るものですね。

ハネナシコロギス

ミズイロオナガシジミ

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