活動風景

2011年10月9日 「きのこ探検隊」

野津田・雑木林の会で久しぶりとなるキノコ探索。多摩キノコ同好会会長の延岡道夫さんを招いて行いました。10月に入り、あいにく夏のキノコが枯れてしまった後であったため、大きなキノコは殆ど見つかりませんでしたが、それでも特定しただけで24種類ものキノコが見つかりました。一部を紹介します。

野津田公園北入口臨時駐車場に集合です。小野路を回る予定でしたが、今回は野津田公園内でじっくり観察することにいたします。
子供たちもキノコ探しに参加、次々に見つかります。

なんだか見慣れた枯れ木・・・この黒いツブツブが実はキノコ。クロコブダケ。

いかにも毒毒しい赤いキノコ。名前はドクベニタケ。でも食べられるそうですよ。

かわいらしいキノコ、コテングダケモドキ。毒があるらしい。

チャカイガラダケ。硬くて・・・。

キンイロアナタケ。カビのようですが、これもキノコだそうです。

栗のような形が可愛いシロツチガキ。皮の部分がこのように割れると、真中から茶色い胞子が出るようになります。押すとピュッピュッと煙が出るのが面白い。

硬い粘土のようなネンドタケモドキ。

干からびてしまっているアラゲキクラゲ。濡れるとプルプルになっておいしそうな形に戻ります。食用になり、コリコリとした歯触りが特徴。

子供たちの観察力は、大人に負けていません。次々とキノコやカエルや虫などを見つけています。

硬く瓦のような形をした、カワラタケ

いかにもおいしそうなニガクリタケ。中毒症例もある毒キノコ。少しかじってみると大変苦味があるので、こうやって確かめるのも一つの手段とのこと。

エゴノキに生える変なキノコ、エゴノキタケ。硬いです。

枯れてしまったノウタケの残骸。食べられるとのこと。

網のようなひだの形状を持つため、ミイロアミタケの一種ではないかと思われるが、種類を断定できず…

こちらは左のキノコとそっくりだが、ひだが放射線状になっていて特定容易なカイガラタケ。

カイガラタケのひだのようす。

うちわのような形をした、ウチワタケ。ストライプが綺麗。

コバヤシアセタケ。食毒不明とのことだが、アセタケとは辛くて汗が出ることからつけられたらしいので、毒と考えて良いでしょう。

ムジナタケ。食べられるとのことだが、おいしくないらしい。

幼菌のため特定困難だが、多分ヒツジタケ。大きくなると、フワフワとした白い毛に覆われるはず。

これも幼菌のため特定困難だが、ヒトヨタケの仲間か。

ようやく見つかった大きい株の、ハナビラニカワタケ。キクラゲのような食感が魅力的。

解散前に、少し採取したキノコ達を集めて観察。最後は延岡さんに毒キノコの中毒例などの話をして頂きました。

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