森の学校 活動風景

2010.9.4 「夜の鳴く虫ウォッチング」

恒例の夜の森の学校、残暑厳しい中、今年は4時からの開催です。

吉谷さんを講師にお招きし、野津田公園ヤマナラシ広場を出発です。この日は30人ほどがあつまり、夜の観察会を行いました。

写真などを使ってわかりやすく解説してくださる吉谷さん。

なんと、CDプレイヤーの登場。虫の鳴き声をおさらいしながら、グラフィックイコライザーの表示を用いて、虫の音色の解説をしてくださいます。4KHzあたりが心地よい音色とのこと。

このあと、いよいよ虫の観察会です。この時期、ヤマナラシ広場はバッタ天国。若いトノサマバッタがたくさんいました。

知らぬ間にバッタが体に。

珍しい!バッタの抜け殻。

ショウリョウバッタのメスはとても大きく迫力があります。体が小さい方がオス。

コオロギを手にとって体の説明をする吉谷さん。足の白い部分が、耳。へぇ〜

コオロギのオスとメスの違いは?
産卵管があるのがメス、翅をこすり合わせて鳴くのがオス。

久しぶりにオオタカの姿が野津田公園に見られました。サッカーの応援の音がオオタカの営巣に与える影響が心配されています。

触角の長いツユムシ。

一行は、ミズキ広場を抜けて上の原広場に向かいます。

ササキリも触覚が長いですね。夜活動する虫の特徴。

ススキの根に寄生するナンバンギセル。今年も多く見られました。

いよいよ夜に入り、虫の合唱が始まります。
なんと、セミの脱皮が見られました。ツクツクボウシでしょうか。

ガシャガシャと鳴くクツワムシ。開発により生息できる場所も限られ、いまやこの限られた場所にのみ残っています。光のさす所では生きることができません。陸上競技場の夜間照明の心配は少ない模様です。

中国から日本に帰化したといわれるアオマツムシ。最近多く見られるようになりました。生態系への影響はあるのでしょうか。

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