活動風景

2010.7.4 「草いろいろワークショップ」

開催前日は雨。当日の開催が危ぶまれましたが、梅雨の間の晴れ日となりました。

ヤマナラシ広場に30名強が集まり、草いろいろワークショップの開催です。

久保さんによる開催の挨拶と、講師の鶴岡さん

そして、染物の講師として小川さんをお招きしました。

まず、カラムシを使った紐の製作です。カラムシの茎の茶色い皮を剥ぎ、貝殻で丁寧にこすると、だんだん白い繊維が出てきます。
カラムシは意外と野津田公園のあちこちで見つかります。ただの雑草に見えるので、知らないと難しいかもしれません。

こちらでは、キブシの細かく切った枝の芯を抜いています。芯はスポンジのようになっていて、簡単に抜くことができます。

一方染物について、今回はオニグルミの実を使います。

砕いたオニグルミの実を40分ほどゆでる事により、緑色の染液ができるとのこと。さて、どうなることやら。

皆、カラムシの繊維を使った紐やアクセサリー作りに没頭。どんなのができるかな。

紐ができてきました。これに先ほど作ったビーズを通せば・・・

ほら、こんな素敵な感じに。

アクセサリーのできあがり。自分で作ったんだよ。

昼食後、染物のほうを見てみましょう・・・緑色の液ができて来ましたね。

では、布でこして染液を取り出してみましょう。

ほら、こんなに深い色が出ましたよ。

今回はアルミと鉄の媒染液を使用します。右のバケツは、あらかじめアルミの媒染液に浸けた布を浸します。左のバケツは鉄の媒染液に使用しますが、逆に布を先に染液に浸してから使用します。

ムラが出ないよう、ほぐしながら浸します。

鉄の媒染液を投入したバケツを暫く温め、色を深めていきます。さて、どうなることやら。

染物のできあがり。上は鉄の媒染液を使用した布、下はアルミの媒染液を使用した布。オニグルミが多く、予想以上に深い色に仕上がりました。

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