活動風景

2010.6.6 「桑の実・木いちごたずねてウォッチング」


日差しが強い良い天気の中、たくさんの方が東入口駐車場に集まりました。

本日の講師は荘司さんです。大きな虫網や小道具を持ってきてくださいました。

上の原広場で、子供たちはさっそくヘビイチゴ集めです。草の茎にヘビイチゴの実を通してダンゴにします。

上の原の桑の木はお日様の光を浴びて大きく育っています。桑の実もたくさん熟していました。子供たちは木に登ったりして桑の実を食べ、口は紫色に…。そして、鳥や虫達も桑の実が大好きなようです。

途中で子供が見つけた虫。カメムシの幼虫のようです。

ダイミョウセセリという蝶がとまっていました。山地で多く見られるらしく、平地で見られるのは関東の一部のみらしい。

こちらはナキイナゴ。足を腰にこすり付け、ヌルデ山のあちこちでジリジリ鳴いていました。

ツユムシの幼虫と思われる個体。これも子供たちが見つけました。

ウグイスカグラが、真っ赤な実をたくさんつけていました。甘酸っぱくておいしい、春ならではの味。

南入口近くで、昼食にします。昼食後も、子供たちは元気に遊びます。

町井さんが、いろいろな草花遊びを教えてくださいました。こちらはオギの葉の茎を遠くに飛ばすゲーム。そのほかに、シノダケで作る簡単な笛も。

昼食後、一行はミズキ広場に向かいます。

林には、木いちごがたくさんありました。が、日当たりが悪いため、実はひとつも見つからず・・・
一方、こもれびの路にたくさんの虫たちがいました。今の季節は、虫が一番多く、鳥たちもさかんに鳴いて縄張り争いなどをしていました。

ナナフシの幼虫が!

そして、ベッコウシリアゲも子供は手づかみ。

荘司さんが、なんと顕微鏡をもってきていました。

そして、いろいろな蝶々の羽根のサンプルも!アカホシゴマダラやオオムラサキの羽根を顕微鏡で見て、すごーい、きれーいと皆感心していました。

ホトトギスやウグイスが鳴く林の中、荘司さんの草や虫のお話、鳥のお話を皆で聞きながら、今日の活動は閉幕しました。皆様、お疲れ様でした。

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