活動風景

2009.6.7 「原っぱ探偵団・野道を行く」 −浜口哲一さんを迎えて−

入梅前の暑い日になりました。今日も野津田公園を散策しながら自然を学びます。浜口さんの自然クイズを楽しみながら、昆虫や草・木の実の観察を行いました。

今回は、野津田公園の南入口前に集合です。47名が集まりました。
クイズの第一問目は、シロテンハナムグリの飛び方です。観察によって、硬い羽根を閉じたまま飛ぶという特徴があることがわかりました。
クイズの第2問目は、木の杭とロープとどちらが温かい?気候にもよるとのことですが・・・触ってみてびっくり。こんなにも違うものなのですね。
クイズの第4問は、オオバコの花についてです。咲くのは雄花が先か、雌花が先か?
浜口さんが詳しく解説してくださいます。上の写真の黄色い部分が雄花、白い部分が雌花で、下から上に咲いていくので・・・。
途中、栗の木のムシコブを見つけました。中を割ってみると、クリタマバチの幼虫が出てきました。幼虫はムシコブを食べて成長するのですね。
第5問は、ウワミズザクラの実の中にある種の数。 こんなの食べたこと無いけど、サクランボなら食べたことありますよね・・・。近い種類ですから、同じ数なのでしょう。
どうやら成虫になったばかりのクワキジラミ。クワの葉の裏にたくさんついていました。
クイズの第6問はヒメジョオンの花の咲き方・・・真ん中が先か、周りが先か。よく観察すると、周りがつぼみで真ん中が咲いている花が多く見つかりました。ということは・・・。
途中、ナナフシを発見。ナナフシモドキ? 擬態が得意で、風になびくように体をゆらゆらさせていましたよ。
おなじみ、オトシブミの揺籃も見つけました。この木にたくさんついていました。
クイズの第8問は、ミズキの幹のスジはなんで黒い?よく見ると、ミズキは縦にスジがたくさん入っているのですね。正解は、雨による汚れ。
たくさん歩いたね。上の原の広場で、楽しみに待っていたお弁当の時間です。
暫く晴れの日が続いていたため、クワの実はとても甘くなっていました。
クイズの第9問は、クワの実の一房になる実の数・・・とても数えられませんが、100個以上はあるようです。
途中、とてもきれいなオオミズアオがいました。
みんなにまじまじと観察されるジムグリ。毒が無くおとなしい蛇です。
ミズキの幹に穴が開いていました。アオゲラが作った巣でしょうか。とても綺麗にできていますね。

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