活動風景

2008.7.6 「草いろいろワークショップ」

さまざまな草が生い茂る野津田公園。この草を使っていろんなものを作ってみましょう。本日の講師は斉藤さん、小川さん、鶴岡さんです。
また、当日の様子は東京新聞のTOKYO発に掲載されました。

暑い中、多くの人が会場の野津田公園ヤマナラシ広場に集まりました。草いろいろワークショップの始まりです。
当日は、野津田で採れたチガヤ・カラムシ・クズ・アオツヅラフジなどを使って紐やアクセサリーを作ります。
今回は、草を採取するところから行うことにしました。森の中を抜け、東入口方面まで歩いていきます。暑い中お疲れ様です。
東入口脇のはらっぱでは、カラムシがたくさん生えていました。一見普通の雑草のようですが、意外に役に立つ植物のようです。このカラムシを刈り取り、手で葉を取り去り、茎だけを持ち帰ります。
子どもたちもカラムシを持ってお手伝いです。とても満足そうです。
講師の小川さんが、草の繊維を使った布地の編み方を教えてくださいます。とても緻密なお仕事に感服です。
講師の鶴岡さんから紐の撚り方を教わります。古人の技を皆で学びます。
先ほど採ってきたカラムシを水につけて皮をそぎ、貝の殻でカラムシの皮をしごいて繊維を取り出します。しごくほど繊維のみを取り出せますが、しごきすぎると繊維もなくなってしまうので、微妙な作業です。
カラムシの繊維を使って紐を撚ったところ。綺麗に撚れていますね。只の草から作ったものですが、とても強度があります。
カワラケツメイを乾燥させ、煎じてお茶を入れました。あまりおいしいものではありませんでしたが、慣れると病み付きになるかもしれません。古人の生活を感じさせるものでした。
チガヤを使って紐を撚っているところ。強度のある太い紐を作れるので、草履などにも活用できます。子どもたちはこの紐で電車ごっこをしていましたよ。
アオツヅラフジで作ったかごです。素敵ですね。

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