活動風景

2006.4.9 「春の里山ワークショップ」よもぎだんご作りと春さがし
−春の野原で遊ぼう、探そう、味わおう!−

予定日の2日は天気が悪く、その翌週も思わしくなかったのですが、9日は打って変わって青空が広がりました。桜の花も持ちこたえ、タンポポも咲き始めて最高の開催日となりました。

当日のヤマナラシ広場です。寒さが長引いたせいか、2日の時点でカントウタンポポは殆ど咲いていませんでしたが、9日はだんだん咲き始めました。ナズナも桜も満開です。
当日は120人ほどが集まり、春の味わいを楽しみました。
まずは水と混ぜてこねた上新粉を蒸かします。米粉は地元農家の小林さんが提供してくださいました。風が強いため、薪が見る見るうちに燃えて減っていきます。
ゆでたヨモギを、子供達がヨモギを刻み摩り下ろしてくれています。
昔の菓子職人和気さんの指導の下、蒸かしあがった上新粉をヨモギと混ぜてこねます。水をかけながら熱いダンゴをこねるのはかなりの重労働ですが、皆さん本当に頑張ってくれていました。
斉藤さんに教えてもらいながら、石臼で大豆を挽きます。とてもよい香りがあたりにたち込めます。
ダンゴを平たくつぶし、アンコを間に挟みます。
ダンゴに黄粉をまぶして、できあがり。子供達自身が作った団子の味は格別でしょう。
たくさんのダンゴができあがりました。さあ皆さん召し上がれ。
暖かな日差しと自然の中、時間はゆっくりと流れていきました。
午後はミズキ広場に移動。
町田語り手の会のお二人より、手遊びと、日本の昔話「うりこ姫」「食わず女房」のお話しです。テレビのような映像ではないにも関わらず、情景が目に映るようなお話しにみんなすっかり聞き入っていました。
鶴岡さんから、春の草木のお話しです。桜餅に使う葉はこのオオシマザクラだと初めて知りました。みんなで葉の良い香りを楽しみました。
オオシマザクラはすてきな花をたくさん咲かせていました。
ヤマザクラも、すっかり満開です。
ヤマナラシ広場に戻り、みんなで春さがしゲームです。
小さな花や虫をみんなでたくさん見つけましたよ。春の七草の一つである昔のホトケノザは食べられるのに、今のホトケノザは全く違うんだとか。
今回の大ヒット、アリジゴクです。こんなところにもいるんですね。

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